まずこの大地にひろげられた「建物」の中に低圧の空気が、送風機から送りこまれてたてられる。この土台には、直径十五インチのごくうすい繊維のチューブをまわし、約十トンの水をその中に注入する。水の重さで安定させようというわけである。 昭和三十一年十一月十四日 第七五七号 日本写真新聞通信社