見ただけでもふるえあがりそうな、左の〝針の椅子〞は、十五世紀に使われたというみごとなうそ発見器である。二十世紀、容疑者は犯人ではないという人権尊重時代には、心電図をもとにして科学的に真偽をたしかめようという、時代のうつりかわりを示す警察展の話題。 昭和三十一年十月三日 第七五一号 日本写真新聞通信社