都会にいながらにして、オゾン豊かな高原の新鮮な空気にひたるという、都会人の夢が実現した。首まではいるダブダブのプラスチックの袋に、酸素が送りこまれ、二十分もはいっていると、全身の疲労が吹きとんでしまうという、いかにも科学的な避暑法である。 昭和三十一年八月八日 第七四二号 日本写真新聞通信社