その昔、相馬藩で、野馬を放ち馬打物の技を練ったという故事にならったこの行事は、二日目の野馬追によってクライマックスに達した。打て揚げられたのろしによって神旗が落とされると、騎士たちはむちをふるい先を争って、これを奪いあうのである。(PANA) 昭和三十一年八月一日[第七四一号] 日本写真新聞通信社