全米六十五万の鉄鋼労働者は、七月一日ストに突入、USスチール、リパブリック、ベツレヘムの大手三社を初め、一七二社を初め、一七二社の溶鉱炉の火は完全に落された。影響をうけるアメリカの鉄鋼生産は全能力の九〇%、労働組合の損失資金は、一日千二百万ドルといわれる。 ベツレヘム鉄鋼所(バルモチア) USスチール正門前でピケラインを布く労働者 昭和三十一年七月十八日[第七三九号] 日本写真新聞通信社