千三百年間女性をシャット・アウトしてきた、奈良の霊場大峰山にいどんだ石田淑子さん(二三)らは、ピケを張って拒むという強腰の地元民との話し合いがつかず、ついに登山を断念した。懸念された暴力ザタも起らず、大峰山の女人禁制は、まずは安泰であった。 大峰山登山口の石田淑子(手前)さん 右端雲にかくれているのが大峰山 昭和三十一年七月十八日 第七三九号 日本写真新聞通信社