リバプールで十五万人の観衆を集めて行った滑空降下でパラシュートが開かず、鳥人レオ・バレンチンはついに惨死した。ふつうは手と足の間にはつた翼で数千フィート滑空した後パラシュートで降下するのだが、当日は特製の大きな翼を使ったため、それが災して不幸な結果となつた。 離陸まえに飛行機の戸を調べる 墜落死亡したバレンチン ふだん使っていた翼とパラシュート 昭和三十一年[六月]十三日[第七三四号] 日本写真新聞通信社