中央気象台の微気圧計は四十一分間に亘って異常振動を記録し、また長野県の松代観測所では数分間軽い地震を記録した。これらは気圧波や地震波の速度から計算して明らかにビキニ海域の水爆投下実験の結果と見られ、関係者は今更ながら水爆の持つエネルギーの巨大さに驚いている。 微気圧計に描かれた異常波 松代観測所で記録した地震 昭和三十一年六月六日[第七三三号] 日本写真新聞通信社