フランス政府はアルジェリアの反乱を鎮圧するため二十万の予備兵の招集を発表すると同時に、西独方面から兵力の転用をはじめた。激しい民族意識に目ざめた独立運動が弾圧策でおさえきれるか、あるいは仏印の二の舞となるか、これは予断を許さぬ大問題であろう。 アルジェー港についた輸送船と陸上げされた軍用資材 愛犬とともに 疲れはてて上陸した兵士たち 昭和三十一年四月二十五日[第七二五号] 日本写真新聞通信社