イレーヌ・キュリー夫人は長年の放射能研究による白血病で死去した。五十八才。同夫人はラジウム発見者のマリー・キュリー夫人の長女で、一九三四年に人口放射能の研究でノーベル賞をうけ、母子二代の受賞で世界的に有名である。写真は大学に運ばれた棺と、肖像。 昭和三十一年四月十一日 フォトニュース第七二三号 日本写真新聞通信社