〝シャンシャン馬〞は宮崎県日南地方で大正初期まで行われていた。縁結びの神、鵜戸神社へお礼参りをかねた新婚旅行の帰りの風習で、写真の通りの情緒豊かなもの。ただし日比谷公園にあらわれたこの〝シャンシャン馬〞は全九州物産展の宣伝のための、商魂たくましい一こまである。 昭和三十一年四月四日 第七二二号 日本写真新聞通信社