左の気球は、北京の中山公園で展示されたもので、直径は三〇-四〇フィートのプラスチック製。明かに米国製と思われる自動カメラ、発受信用ラジオ、電池がつり下げられていた。そしフィルムを現像すると、河北省灤河地区や都市、港湾、飛行場などが精密に撮影されていた。 気球にとりつけられたカメラ カメラからとり出され、現像されたフィルムの一部 この部分は灤河地区であることがわかった 昭和三十一年三月二十八日 第七二〇号 日本写真新聞通信社