「芸術味豊かな日本料理」と銘うって、板前さんが魚、野菜を主な材料に、庖丁一本のさえを競うコンクール、「全日本料理展」が十日から三日間東京の某デパートで開かれた。味はもとより、美しいことで世界に有名な日本料理、ずらりとならんだ傑作は、見物人の目を見はらせた。 昭和三十一年二月二十二日発行 第七一五号 日本写真新聞通信社