一九五五年、日本政界に特筆すべきことは、保守、進歩二大政党の対立時代を現出したことであろう。外交においては、ようやくにしてはじめられた、日ソ会談がいきなやみ、また、国連加入は遂に実現をみず、国際社会への復帰hは、きたるべき年の課題としてのこされた。 二大政党時代始まる 日中文化交流の活潑化 砂川事件 日共幹部現わる 森永粉ミルク事件 昭和三十年十二月二十八日 第七〇七号 日本写真新聞通信社