ユーゴスラビアの女優エルマ・カルロワさんに、みごとあやつられているライオンたち。これは西ベルリンで、俳優やサーカス団の協力を得て行われた慈善興行の一こまである。「幸運にも彼女は無事におりを出てきた」と外信は伝えているから、観衆は相当肝を冷したに違いない。 昭和三十年十一月九日 第七〇一号 日本写真新聞通信社