無気味み鳴りひびく半鐘の乱打、砂川町は十三日の朝をむかえた。地元反対同盟や応援労組の態勢の整わぬ早朝六時半、警官隊は実力を行使、阻止する労組員と衝突、乱れとぶ怒号、悲鳴の中に、遂に測量は強行され、杭がうたれた。 昭和三十年九月二十一日発行 第六九四号 日本写真新聞通信社