みどりが濃く映える雨あがりの三十日の朝、皇居の白鳥のヒナ三羽がかえりました。母鳥は可愛いヒナを羽の下にだきしめ、父鳥はめずらしがるカメラマンなどの警戒にあたる用心深さ。このヒナも、二三日するともう母親について水遊びにでかける。 昭和30年6月8日 第681号 日本写真新聞通信社