太平洋最大の激戦地であつた硫黄島には今もなお二万数千の白骨が島を蔽つている。元同島守備隊長で僧籍に入つた和智元大佐は部下や同島で散華した人々の霊を慰め、観音像建立のために同島を訪れた。写真は観音像を手に同島米軍司令官ヤング少佐と語る和智氏。 昭和二十七年二月十八日發行 日本写真新聞通信社