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文化ニュース 科學版 No.355(3) 1951年ノーベル賞に輝く科学者

内容

1951年度科学界最高の栄誉であるノーベル賞はスウエーデンのストックホルムで授賞式が行われた。その中物理学賞は現在発展しつつある原子力研究の先駆者達に、化学賞は原子力製造の数種の新元素発見者達に医学賞が黄熱病ワクチンの完成者に与えられた。(INP)
物理学賞、ジヨン・コツクロフト(54)英政府原子力研究所々長、トリニテイー大学教授、E・T・S・ウオールトン(48)、両氏は高電圧を利用してはじめて原子核を分裂させることに成功し原子力時代の先がけをなした功績による。
化学賞、グレン・T・シーボーグ(39)、エドワード・M・マクラミン(44)、両氏とも米カリフォルニア大学教授で、マ教授とシ教授はプルトニユームなど五つの新元素を発見した。医学賞、マツクス・タイラー(52)米国の物理学者であり医学者である同氏は黄熱病のワクチンを発見した。写真は(左上)ジヨン・コツクロフト氏。(左下)グレーン・T・シーボーグ氏。(下中)エドワード・マクラミン氏。(上)マツクス・タイラー氏。
第三百五十五號 昭和二十六年十二月二十四日發行
日本写真新聞通信社

原文