文化ニュース　Ｎｏ．３４９（２）　氷原の救助隊

米本土からアジアへの北方航路に当り、且北の最前線として重要なアラスカは年中氷雪に敝われ、時々起る遭難者の救助は非常に困難である。駐在の米空軍救助隊は輸送機やヘリコプターを驅使し、北極犬やエスキーモ人の協力によつて驚異的な使命を果している。（USIS提供）
（右上）雪や氷や地形の状況が不利で救助隊の飛行機が着陸不能の時は北極犬や救助用品を落下仐で投下して救出する。
（右）遭難現場へ北極犬や医療品、食料品を隊員とともに運ぶ大型輸送機の内部。
（上）氷と雪に閉された氷點下の惡気象をおかして出動準備する飛行中隊と協力するエスキーモ。
（下）不毛の氷原で負傷者の手当をする救助隊軍医。
第三百四十九號　昭和二十六年十一月十二日發行
日本写真新聞通信社