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文化ニュース No.341(2) 怒涛おかして 北海の輸送120日

内容

米國にとつて北の生命線であるアラスカ海域ベーリング海には沿岸警備隊が日夜警戒に当つている。碎氷船“北風”は一年に一回、アラスカの海を照すヒンチンブルーク燈台に燃料や器具を運ぶ、この運輸は寒気と怒濤やいく多の困難をおかして四ヶ月にわたって決行される。〔USIS提供〕
アリューシャン列島の火山群の一つ、雪をいたゞくシシヤルデイン火山の前を北上する碎氷船“北風”。
(右)岩の多い海岸に陸揚げしたドラム罐。燈台はこの岩山の海拔1,400呎の上にある。(左)任務を終つた“北風”船員と燈台長。これ等の人々によつて北の果てから南の果まで海岸が安全に保たれている。(左上)陸揚げは北海特有の荒い波をおかして上陸用船艇で行われる。
第三百四十一號 昭和二十六年九月十日發行
日本通信社

原文