日本の統治下を離れて七年、台湾は今や防共の重要據点として軍亊的に緊迫しているが、省民達は日本の匂を多分に漂わせて平和な生活を楽しんでいる。 (左)台湾の薬にくらべ質が良く、價格の安い日本製の薬は総ての薬屋におかれている。(右)処々にある食堂も寿司、てんぷらなど日本料理が大部分で、支那料理もだんだん普及している。(左)東京の観楽街と少しも変らない台北の映画街。 第三百三十三號 昭和二十六年七月九日發行 日本通信社