七月二日には火星が地球に近ずくが望遠鏡で見られる火星の“運河”も正体がまだ解らないので天文学者たちはそのナゾを解こうと張切っているが、米国パロマ天文台でも有名な二百インチの望遠鏡と四八インチのシュミット望遠鏡を使って今までにない大規模な観測をはじめている。写真はシュミット望遠鏡による観測(UP=サン) 昭和二十九年六月三十日発行第二〇〇号 時事写真新聞社