三代前のローマ法王ピオ十世(一九〇三年即位)を聖徒の列に加える式典がこのほどヴァチカン・シティで行われ、ピオ十世の遺体はガラスの棺で聖ピーター寺院から聖マリア寺院に移されたが、現法王ピオ十二世は特別ミサを行って集った約三十五万の教徒に祝福を与えた。写真は奥にのせて移送される遺体(プブリフォト=共同) 昭和二十九年六月十六日発行第一九八号 時事写真新聞社