名古屋の熱田まつりを飾る“巻ワラ船”は五日夜打揚花火を合図に三百六十五の巻ワラ提灯の灯をいっせいにつけて静かな川面を流れ出しが、二隻の船を土台に組上げた高さ約二十米のこの屋形には若衆が乗込んで古式豊かな音曲を奏でまわり神戸浜前では神楽を奉納して夏まつりらしいにぎわいを見せた。写真は“熱田まつり” 昭和二十九年六月九日発行第一九七号 時事写真新聞社