東京六大学野球春のリーグ戦の最後を飾る早慶戦は二十九日から神宮球場で六万の大観衆をあつめて行われ、早稲田が連勝すれば優勝を明治と争うというので観衆も熱狂し決勝を三十一日に持込むほどの熱戦であったが、第一日目に早稲田が慶応に破れたので優勝は明治大学と決定した。写真は第一回戦三回裏山下(慶)本塁で憤死捕手春木(早) 昭和二十九年六月二日発行第一九六号 時事写真新聞社