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時事通信フォトサービス第332号(1)高野事務局長を四選 (2)食用カエル海を渡る-外貨獲得に一役-

内容

(国内ニュース)総評大会は七月十二日から四日間東京青山青年会館で開催、最終日の十五日事務局長改選で高野実、太田薫両氏の決戦投票が行われ、三十三票の差で高野氏が四選した。写真はあいさつをのべる高野氏。
(産業)ビキニ水爆のあおりをくつて海の魚は人気ガタ落ち、かわつて登場したのが今から35年前の大正7年、アメリカのニユーオルリーンズから12ツガイを輸入したのがことのはじめで、現在では年産8万貫その大部分がアメリカに逆輸出されてドルをかせいでくれる。主な産地は関東、近畿、四国などで河や沼に野生するもの。東京都水産試験場では、ことしから養殖に着手したが食用カエルの養殖は世界でもめずらしいことで注目されている。
まかり出た400匁の大カエル
都水産試験場水元分場の養殖池
冷凍されたモモ肉はセロフアンで包んで箱詰めにする
海を渡つて外貨獲得
樽やカゴに詰つて各地から送られて来る
昭和二九年七月二五日発行 第三三二号
時事通信社

原文