第16回総選挙は、「第一回普通選挙」として話題になった。立候補した候補者は、有権者の前で演説をするのだが、当時は言論の自由といったものは無いに等しく、政府を批判するようなことは禁じられていた。候補者の演説に際しては、警察が会場におもむき、不適切な意見が提示されていないかどうか厳しく監視されていた。