写真ジョウクウカラバラマカレタデンタン(07) S1H0909009124

上空からばらまかれた伝単(7)

内容

1945(昭和20)年1月の空襲より、心理戦術として米軍機は伝単と呼ばれる各種のビラをまいた。空襲が始まると、一回の出撃で数十万枚のビラが撒かれ、連日のように日本各都市で紙吹雪が舞った。ビラを撒いている米軍機はB24等の中型爆撃機で、後部ドアを開け、身を乗り出した搭乗員が手作業で投下していた。伝単と呼ばれるこのようなビラを拾った人は、交番か憲兵隊に届けないと処罰された。この伝単には、爆弾投下後、業火により焼き尽くされる人々が描かれている。

原文