罹災した工場の事業主・労務報国会員・勤労者に呼びかける警視庁の張り紙。出された張り紙は計3枚。この張り紙はそのうちの1枚で、罹災労務報告国会会員向けの警視庁告示であり、戦争に疲れを感じはじめた都民を励まし、勝たなければならないことを宣言している。家財を焼かれた者たちに対しては、宿舎を用意していることなどを知らしめ、彼らの絶望感を少しでも払拭しようとしている。