新興キネマ大泉撮影所。新興キネマは大阪にあった帝国キネマ演芸を組織変更し、昭和6年(1931)に設立された映画会社。帝国キネマから引き継いだ京都の太秦撮影所(現・東映京都撮影所)を拠点としていたが、昭和9年(1934)9月の室戸台風によりセットが倒壊。 同年10月、東京に大泉撮影所を新設した。その後、戦時企業統合や買収などを経て、現在は東映東京撮影所となっている。