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街を走る青バス

内容

東京乗合自動車は大正8年に開業したバス会社。車体の深緑色から「青バス」と呼ばれていた。青バスは、比較的近距離の交通機関として大都市を中心に普及していった。車掌に女性を採用し、女性の社会進出を助ける役割も果たした。写真はバス停で車掌さんが降りようとしている。このころのバスにはドアがない。大正時代、バス車掌の制服が白い襟だったので「白襟嬢」と呼ばれていた。また、当時の警察官は「警察官乗車証」という、モスグリーンの通行証を身分に応じて持っており、全ての交通がフリーパスであったことから警察官のあいだでは「青パス」とよばれていた。

原文