写真ダイゴダイバ
S1H0909000603
第五台場
内容
品川第五台場と東京水上警察署見張り所。警視庁東京水上警察署は海軍省から第五台場の一部を譲り受け、昭和8年(1933)9月25日に鉄筋コンクリート高さ20メートルの見張り所を完成させ、入港する船舶を監視したり、錨を降ろす場所をモールス電信で指定したりするなど行っていた。
戦後、昭和21年(1946)9月に戦災孤児の収容施設「東水園」が開設され、水上署の署長が園長を務めた。その後、児童福祉法が制定されると東水園の管理は水上警察署から戦災者救護会に移され、「戦災者救護会児童施設東京園」となった。昭和23年(1948)8月25日には第一台場の建物へ移ったが、昭和24年(1949)10月のキャスリン台風で建物が破壊され、昭和25年(1950)1月をもって廃止された。
周辺の埋め立てに伴い、第五台場も昭和37年(1962)には品川埠頭として埋没している。
原文