第19回総選挙は、翌月2月10日に岡田内閣の下で実施されることとなった。1935年12月に岡田内閣は、任期満了による解散をしている。当時の選挙権は、特定の人間のみ(直接国税15円以上を納入する満25歳以上の男子)に与えられたものであったが、投票率は高く、7割を超えるのが普通だった。選挙前になると、街には「粛正」などの文字が見られた。この写真は麹町の建物に掲げられた「選挙粛正」の垂れ幕。