写真ラッカサントウ S1H0808015396

落下傘塔

内容

昭和15年(1940)に完成した読売遊園の落下傘(パラシュート)塔。
戦中は陸軍が訓練で使用することもあった。戦後は江の島に移築され、展望灯台へと転用された。

15年6月に、武藤清東大教授の設計により東京二子玉川の読売遊園地に建てられた落下傘塔。高さ70メートルで、4人乗りのエレベーターを備えていた。この夏頃から陸軍落下傘部隊が学生を装い、秘密のうちに降下訓練を行っていた。これは、太平洋戦争開戦後17年2月に、スマトラ島のバレンバンへの奇襲降下作戦でその存在が公然となるまで続いた。

原文

Parachute tower.