改造　第１巻第５号（大正８年８月）

改造八月號目次
生か死か　卷頭言
思想と時論
現代階級鬪爭思想の發達（京大講師・米田庄太郞)
ボリシエウヰズムとウヰルソニズム（内田魯庵）
社會問題としての米價政策（法學博士・小林丑三郞）
利權の放棄と四國共同借?（法學博士・神戸正雄）
信念を基本とせる勞働運動の要求（農商務蔘事官・河合榮次郞）
暴利の制限資本主義の打破
利潤の周圍をめぐる資本勞働の爭（山川均）
配當に對する超過利得税（法學博士・戸田海市）
配當二割制限法の制定（早大敎授・安部磯雄）
どれだけ儲けるとよいか（賀川豐彦）
資本勞働適宜の分配は企業利益を增進す（法學博士・渡邊鐵藏）
資本制度の上に立てる姑息的社會政策（高畠素之）
各會者の暴利的配當の實證
文藝評論　社會改造と演劇（文學博士・坪内逍遙)
蹈破西伯利一萬二千哩（山本實彦）
評傳　勞働者の觀たるマルクス（遠藤無水）
修善寺哀話　片眼のお勝ちやん（澤田撫松）
人と國　（近松秋江）
絶筆　逍遙遊（法學博士・和田垣謙三）
和田垣と寺内
咬豆茶話
大阪財界消息
文藝漫語
文壇凉み話
(小説)
■長篇　美しい町（佐藤春夫）
■長篇　不能者（葛西善藏）