改造　第４巻第４号（大正１１年４月）

権力行使の基調（巻頭言）
ゲェテのファウストと理想主義（ハインリツヒリッケルト）
理想主義と現実生活（阿部次郎）
農村法津問題（法学博士　末弘厳太郎）
レーニンの国家理論（法学博士　福田徳三）
共産主義の農民政策（室伏高信）
死の生物学的考察（医学博士　細谷雄太）
支那の国際的地位を論ず（バートランドラッセル）
婦人の力と産児制限（マガレツトサンガー）
クラルテの運動（アンリバルビュース）
Ｌｅ　ｍｏｕｖｅｍｅｎｔ　ｄｅ　Ｃｌａｒｔｅ．（Ｈｅｎｒｉ　Ｂａｒｂｕｓｓｅ．）
Ｗｏｍａｎ'ｓ　Ｐｏｗｅｒ　ａｎｄ　Ｂｉｒｔｈ　Ｃｏｎｔｒｏｌ（Ｍａｒｇａｒｅｔ　Ｓａｎｇｅｒ．）
Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　Ｃｏｎｄｉ　ｉｏｎｏｆ　Ｃｈｉｎａ（Ｂｅｒｔｒａｎｄ　Ｒｕｓｓｅｌｌ．）
Ｇｏｅｔｈｅｓ　Ｆａｕｓｔ　ｕｎｄ　ｄｅｒ　ｄｅｕｔｓｃｈｅ　Ｉｄｅａｌｉｓｍｕｓ．（Ｈｅｉｎｒｉｃ
オビテル・スクリップス（厨川白村）
十一月七日（堺利彦）
春日小品（室生犀星）
古き記憶より（中山啓）
労農ロシアの監獄生活（山川菊栄）
脚本改作問題の意義（片上伸）
肉体美（河東碧梧桐）
真理の把持とガンヂの運動（饒平名智太郎）
平凡語（菊池寛）
文芸管見（里見〓）
愛の考察
愛に就て（武者小路実篤）
愛の哲理（杉森孝次郎）
恋愛の移動性と一夫一婦の改造（本間久雄）
生物学より見たる愛の研究（医学博士　永井潜）
時評
過激社会運動取締法案に就て（法学博士　福田徳三）
石川博士の「停年に際して私が急に職を辞せざる理由」を読みて（法学博士　福田徳三）
創作
性慾の触手（武林無想庵）
或る男（武者小路実篤）
狂乱（近松秋江）
戯曲銭屋五兵衛父子（中村吉蔵）