改造　第３巻第４号（大正１０年４月）

二枚舌、背任事件、皆結構（巻頭言）
断片（河上肇）
国家主義に内在する軍国的要素（長谷川如是閑）
社会主義国家と労働組合（山川均）
戦争の哲学（賀川豊彦）
排日と日本コロニー（室伏高信）
労農露国の文化的施設（山川菊栄）
性の解放・性的道徳の建設
共産治下に於る性の解放結婚の自由（ミス・ブラツク）
現代恋愛生活批判（帆足理一郎）
『或る妻』より良人へ（伊藤野枝）
強ひられたる奴隷道徳よりの解放（江口渙）
社会組織の良否の分岐点（バートランドラツセル）
自然科学に於ける理想主義（ジヨンデユウイ）
代現思想・評論家総覧（自至）
「ユゲ」イズム（杉村楚人冠）
北郊雑記（阿部次郎）
小説ホワイト・ファング（白牙）（ロンドン原著・堺利彦訳）
社会講談大塩騒動（堺利彦）
獄より出でゝ（序）（森戸辰男）
京都大学の人々（浩生）
出版を通して見たる支那思想（上田恭輔）
―（創作）―
暗夜行路（志賀直哉）
抒情詩鈔（佐藤春夫）
和霊（久米正雄）
ほるとがる女の手紙（大泉黒石）
夕べの悩み（島田清次郎）
潮風（里見〓）
ＷＨＡＴ　ＭＡＫＥＳＡＳＯＣＩＡＬ　ＳＹＳＴＥＭ
ＧＯＯＤ　ＯＲ　ＢＡＤ？（Ｂｅｒｔｒａｎｄ　Ｒｕｓｓｅｌｌ）