映像資料について
米国国立公文書館(NARA)の映像について
NARAの日本関係の映像は、陸軍航空部隊、海軍省、海兵隊、通信局といった米連邦政府の組織や機能を軸にした階層構造となっており、「記録群(Record Group(RG))」の下に「シリーズ(Record Series)」と呼ばれる資料群があり、「エントリー(Entry)」番号が付与されています。
RG | Entry | Record Series |
---|---|---|
018 | C | 陸軍航空部隊映像フィルム 1944 |
018 | CS | 陸軍航空部隊映像フィルム 1945 |
107 | – | 陸軍長官映像フィルム 1945 |
111 | ADC | 通信局映像フィルム |
111 | LC | 通信局映像フィルム |
127 | R | 海兵隊映像フィルム |
200 | HF | Harmon Foundation. Public Domain |
208 | UN | 陸軍情報局映像フィルム 1945 |
223 | – | 軍の諜報部 |
238 | – | War Crimes Trials 裁判での証拠 |
242 | MID | 陸軍諜報部 没収された日本の映像 |
242 | – | 没収された日本の映像 |
306 | – | 米情報局映像フィルム 1958~72 |
342 | USAF | 米空軍部隊活動および組織の映像フィルム 1951 |
428 | NPC | 海軍省映像フィルム 1945~47 |
ニュース映画とは
戦前から戦後に映画館で上映されていた劇場用ニュースです。昭和9年(1934)年、朝日・読売・毎日の新聞社3社がニュース映画『朝日国際ニュース』『東日大毎国際ニュース』『読売ニュース』を発足。のちに同盟通信社が『同盟ニュース』を開始しました。昭和14年、「映画法」の施行により、各社のニュース映画は統合され、『日本ニュース』が誕生、強制的に毎週上映されるようになりました。終戦後、各新聞社や通信社を中心にニュース映画の製作が復活しますが、昭和27年まではGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による検閲が続き、その後はテレビの普及により衰退しました。