映像フルサトニューウェーブ! ~ショウワ30ネンダイノヤマガタケン~ 資料番号:V1R0222201781

ふるさとニューウェーブ!~昭和30年代の山形県~

撮影年月
1955年(昭和30年)1月1日
コレクション(提供者)
映像タイムトラベル
撮影
発行
製作
ドキュメンタリー工房
配給
時間
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩有 音声有 貸出不可
内容

〔未来に生かす記憶〕
 山形県提供のフィルムで見る、昭和30年代の山形。ふるさとにニュー・ウェーブを創り出そう!そんな、元気あふれる時代の映像特集だ。
 まずは、昭和37年の上山市から。季節保育所の話題を取り上げている。あまり聞き慣れない言葉だが、農村漁村の繁忙期に一時的に設ける保育施設で、上山市では昭和38年まで利用されていた。ニュースでは、働く家庭の子どもたちを安全に、というだけでなく、多くの子どもたちと過ごす中で、共同生活も身につけていこうとも訴える。農村ののどかな風景と、こどもたちの屈託のない笑顔にホッとさせられる。
 山形の海の玄関・酒田港も元気だ。ちょうど1万トン岸壁ができた頃で、貿易拠点として活躍している様子がうかがえる。そのほか海上監視や、海外からの入選管理などの海の仕事も紹介し、酒田港の役割を細かく描いている。
 そのほか、昭和30年に起こった庄内地方の大水害ニュースや企業共同化の話題、東京オリンピックにちなんだスポーツ振興の話題なども。
 ニュースからは明るい雰囲気がいっぱいだが、実はこの頃の高度経済成長がもたらした弊害は大きい。都市の工業化は、地方の若い労働力を奪い、出稼ぎが急に増加した。その結果、農業は衰退し、人口も減少の一途をたどっていった。躍進時代!そんな言葉がピッタリの時代だっただけに、今振り返って見ると少し複雑な思いもする。

1.「共同生活の芽ばえ-季節保育所-」
昭和37年 製作:山形県 協力:上山市
・上山市金生 三吉山 農業
・季節保育所設置についての相談
・保育所に登園する子どもたち
・遊ぶ子どもたち
・篠田病院 
・福祉事務所に保育士の手配を相談
・金生季節保育所 
・給食の提案 調理場の設置
・登園する子どもたち
・紙芝居をする保育士
・絵を描く子どもたち
・滑り台やブランコで遊ぶ子どもたち
・調理師たちによる給食の提供
・昼食 昼寝
・田畑で農作業をする農家の人々
・料理講習会
・農協へ貯金をする人々
・歌を歌う子どもたち
・降園 子どもを迎えにくる保護者たち

2.「酒田港」・「山形県ニュース」
「酒田港」
制作:山形県 協力:酒田市
昭和37年頃 酒田港
・タグボート
・テトラポット
・停泊する船舶
・蔵王丸 海底の泥や砂を吸い上げる
・積まれた材木
・技術船 貨物船 
・工業用の燃料を運搬してきた船舶 荷下ろし
・肥料の運搬 上屋
・酒田港駅 国鉄 貨物駅
・酒田変電所
・酒田工業用水道
・灯台
・ラジオビーコン(無線標識)
・とびしま丸 定期船
・入国管理 税関 検疫 
・遭難 無線 巡視艇による救助
・防波堤の延長工事
・工場誘致の敷地

「山形県ニュース」
製作:山形県
「水害特報」(昭和30年制作)
・庄内平野 大山川の氾濫 鶴岡市大山
・国道13号線 がけ崩れのため不通 交通マヒ 
・温海川 温海温泉の孤立
・五十川の氾濫など
・川の増水 遊佐町
・大沢川 橋や堤防の決壊など河川の氾濫
・視察議員団
・我孫子藤吉山形県知事

3.「三本の矢-共同化への歩み-」・「みんな元気で-スポーツ振興-」
「三本の矢-共同化への歩み-」
製作:山形県 
・昭和37年頃 酒田の鉄鋼所工場
・下請け工場
・家族での食卓
・共同経営の相談
・中小企業相談所 
・業務を分担して申請等を行う
・近代化資金の貸し付け調査
・「電機鉄工協同組合南浜工場」
・生産工場

「みんな元気で-スポーツ振興-」
製作:山形県 昭和39年制作
・合同運動会 宮内中学校
・第四小学校 校庭でのラジオ体操
・活動の強化 
・マラソン 高飛び 砲丸投げ 棒高跳び バレーボール 
・高畠高校の選手達
・体操 吊り輪 平均台 トランポリン 床競技 
・蔵王 リフト スキーヤー 

協力:山形県 上山市

 

原文

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