映像オオサカアラカルト キシワダシ・ヤオシ・タカツキシ 資料番号:V1R0222201777

大阪アラカルト 岸和田市・八尾市・高槻市

撮影年月
1931年(昭和6年)1月1日
コレクション(提供者)
映像タイムトラベル
撮影
発行
製作
ドキュメンタリー工房
配給
時間
46分10秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩有 音声有 貸出不可
内容

〔未来に生かす記憶〕
 岸和田市、八尾市、高槻市の昔の大阪の郊外にタイムトラベルする。同じ大阪でも地域によって、また時代によって街それぞれの個性が見える。
 昭和7年の大阪岸和田市、今の岸和田中央公園にかつて春木競馬場があった。大阪で最も古い競馬場の一つで、着物姿の主人と日傘をさした奥さんで賑わっている。馬は全てアラブ産で、スタート用のゲートはまだなく紐を持ち上げて走り出す。競馬場の中にはうどん、大衆食堂の大きな看板も見え、地方競馬らしく、レースもどこかのんびりしている。
 だんじり祭では、大人も子どもも綱を引いて、町内自慢の地車を走らせている。この熱気は今も昔も変わらない。
 昭和23年、河内平野の真ん中に誕生した八尾市。まだ終戦間もないこの時代に自慢するかの様に街の工場、産業を紹介している。ブリキのバケツ工場、ゴム工場、製鉄所、撚糸の工場など、どこも忙しく操業している。郊外に位置したのが幸いし、工場や焼けず、物不足時代に忙しく動き回っている。そのほかに保健所や青果市場、近鉄八尾駅、今はない龍華操車場も写っている。
 昭和48年に作られた高槻市の市制30周年記念映画は、活気ある街作りを紹介している。国鉄駅前は再開発で忙しく、旧市庁舎や警察署の取り壊しが急ピッチで進む。急激な人口増加のため、市も時代に合わせた行政を行う。大気汚染観測車が市内を走り、駅前には新しく自転車場が作られ、夜中の急病のために新しい診療所ができた。52万人を集めた高槻まつりは夜店で賑わい、島根県の無形文化財「岩見神楽」を見ることも出来る。

1.戦前の岸和田市
・岸和田市中央公園
 「春木競馬 昭和7年5月22日」
・昭和7年 春木競馬場 泉南郡南掃守村
 券売 大衆食堂 入口
 アラブ産の競走馬 パドックを回る競走馬
 スタート(ゲートがない)する競走馬 レース
・「麻生郷祭 昭和6年9月24日 うれしいな」
 〔途中!岸和田千亀利公園より中学校運動場より地蔵駅を経て電車にて新宅に急ぐ 吉田利吉 福三 マツ ヒサエ〕
 昭和6年 千亀利公園 
 岸和田城の石垣 
 中学校の運動場 野球を楽しむ少年たち
 鉄道 南海本線 岸和田駅
 〔あいさつ 新宅到着 ヨクイラシヤイ〕
 挨拶を交わす様子
 〔地車 チキチンコンコン デケデケデンデン 於新宅裏門 ●田町〕
・だんじり祭 昭和6年 泉南郡麻生郷
・だんじり祭 昭和7年 泉南郡岸和田市堺町
 地車 18台

2.昭和23年の八尾市
・今東光 川端康成
・「八尾市制施行記念記録映画 誕生大八尾市 第一集」製作:昭和23年11月3日 企画:八尾朝霧社 製作:株式会社民映 
 大八尾市 旧八尾町・竜華町・久宝寺村・大正村・西郡村の合併により市制へ
 行政 八尾市役所 八尾税務署 
 司法 警察署
 脇田磯松初代市長 市歌 
 須川産業電線工場 山田撚糸 バケツ工場 鉄製品 三益護謨工業株式会社 梅田繊維 自動製袋工場 ヤマト調帯株式会社 
 議会 
 祝賀祭典(10月15日) 行列 自転車競走 近鉄八尾駅 駅前通り オート三輪自動車 沢の川通り 富士銀行八尾支店 蒸気機関車 竜華操車場 中河内運送 トラック オート三輪
 八尾保健所 健康診断 炊事 
 高等学校 八尾消防署 消火活動 八尾市工業会館 青果市場 コッペパン 高木鉄工所 河内花緒工業協同組合 鼻緒づくり 富士紡八尾工場   

3.昭和48年の高槻市
・「市制施行30周年記念 1973年たかつきトピックス」企画・製作:高槻市
昭和48年高槻市 祝賀式典 市立図書館自動車文庫の発足 駅周辺の再開発 摂津峡 植樹祭 桜祭り 花見 憲法記念のつどい 黒田大阪府知事の講演 こどもの日 みどりのカーニバル 
境汚染対策号 行政無線の開局 保健センター 夜間休日診療所の開設 高槻祭 ヨーヨー 金魚釣り 盆踊り 石見神楽 市役所 駐輪場 阪急電車 駅に設置された広報誌 真上公民館の開館 料理教室 図書室 

資料協力:岸和田市 八尾市 高槻市

原文

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