映像キシャモノガタリⅦ ~メイワキヤクノSLタチ~ V1R0222201712

汽車物語Ⅶ ~名脇役のSLたち~

撮影年月
1913年(大正2年)~1965年(昭和40年)
コレクション(提供者)
映像タイムトラベル
撮影
発行
製作
ドキュメンタリー工房
配給
時間
46分12秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩有 音声有 貸出不可
内容

〔見ればむかし〕
 8620型は大正3年から昭和4年(1929)にかけて672両製造された優秀な蒸気機関車だったが、D51やC62、C57などの大型SLが幹線を走るようになり、これらのSLは地方の路線しか走らなくなった。山下勝久さんは消えてい<SLを追いかけ、北海道、東北から九州のローカル線のSLを撮影し続けた。9600型も大正2年から15年までに製造され、全770両。彼らの走る五能線、花輪線、涌網線、米坂線などの様子を見る。宮津線では網野の手動式転車台(ターンテープル)が珍しい見ものだ。
 炭水車を組み込んだタンク車と呼ばれるC11とC12は名前の通り可愛らしい蒸気機関車だ。片町線や播但線を走る姿もある。これらは昭和初期に誕生、軍事供出で戦地に駆り出されている。昭和23年にわずか5両しか製造されなかったE10の貴重な映像も見ることができる。
 C56も昭和の初期に164両製造されたものの、これもタイやビルマに大量に供出させられている。そのうちの1両が帰国して現在大井川鉄道で動態保存されている。
 オホーツク沿岸の釧網本線を走るC58。昭和13年から22年に427両製造された中型車だ。奈良線のC58の姿もある。昭和40年頃の京都駅が今は懐かしい。
 SLファンにはたまらないイベント列車の数々…960O型のチューリップ号や、「ごくろうさん蒸気機関車」、そのほか重連、三重連など、ダイナミックな蒸気機関車、CDによる音の再現も楽しめる。

1.蒸気機関車Ⅰ
・山下勝久さん撮影・談話 
・五能線 28688 8620型蒸気機関車 旅客車 ・花輪線 竜ヶ森 68622 安比高原 SLあそBOY 
・勇網線 9600型蒸気機関車(昭和45年頃) 警戒色 ・米坂線 9654 79607 貨客両用 ・宮津線 貨物車 29698 網野ターンテーブル(転車台) ・田川線 59634(大正11年製川崎造船所) 行橋駅 腕木式信号機

2.蒸気機関車Ⅱ
・日中線 熱塩駅 C11 ・会津線 C11351 c1164 ・片町線 ・播但線 C11331 ・姫新線 C11331 ・倉吉線 C11101 倉吉駅 ・大社線 大山3号 ・足尾線 C1247 C1241 ・高森線 SL真岡号 
・北陸本線 米原駅 E105 

3.蒸気機関車Ⅲ
・小海線 C56159 高原列車 野辺山高原1375米 日本国有鉄道線路最高地点 C56160 SL北びわこ号 ・七尾線 C56123 ・木次線 ・釧網本線 C58392 C58385
 デフレクター(煙除け) ・石北本線 貨物列車 ・山田線 ・陸羽本線(昭和45年頃) ・奈良線 ・京都駅 C58 ・宮津線 C58316 ・C581梅小路蒸気機関車館100万人入館記念号
・イベント列車(関西本線) 86+D51 59653:チューリップ号(宮津線) ごくろうさん蒸気列車(宮津線) 

資料提供:山下勝久

原文