映像ヤマトノトウ ーショウワ40ネンー V1R0222201711

大和の塔 -昭和40年-

撮影年月
1957年(昭和32年)~1965年(昭和40年)
コレクション(提供者)
映像タイムトラベル
撮影
発行
製作
ドキュメンタリー工房
配給
時間
46分15秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩有 音声有 貸出不可
内容

〔見ればむかし〕
 現存する大和の塔を時代順にタイムトラベルする。仏の遺骨、仏舎利をまつっていた塔は、かつては寺の中心であった。
 飛鳥時代に建築された法隆寺の塔は、大阪の四大王寺と同じく中央の位置を占めている。法起寺に残る三重塔にも飛鳥様式をみることができる。
 しかし人々が仏舎利よりも仏像を収める御堂を重ずるようになり塔は寺の中心からはずれる。西の京にある天平の塔である薬師寺のガラン配置を見ると塔が信仰の対象から薄くなっている。しかし塔の様式は手の込んだ優美なものとなっている。今も残る東西両塔がある当麻寺でもこの形式がとられているが、仏舎利を収めた宝珠か双輪の上にある美しい形でもある。東大寺、大安寺、海竜王寺の塔は一層装飾用になっている。平安時代になると、室生寺の五重塔、当尾の里の浄瑠璃寺の塔があり、優美な姿を見せる。

原文