映像キシャモノガタリⅢ ~ウスイトウゲ 1962~ V1R0222201699

汽車物語Ⅲ ~碓氷峠 1962~

撮影年月
1968年(昭和43年)
コレクション(提供者)
映像タイムトラベル
撮影
発行
製作
ドキュメンタリー工房
配給
時間
46分13秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩有 音声有 貸出不可
内容

〔見ればむかし〕
鉄道マニアの中島忠夫さん撮影の映像にトーク付きでお送りする汽車物語第3弾。今回は、関西線、木次線、信越本線、の勾配を昇り降りする列車とその仕組みを解説する。関西線では、中在家信号所で補助機関車を後につけ、前後で押して坂道を昇る急行「大和」の姿を見る。木次線では、出雲坂根から三井野原まで563mから731mの高さを三段スイッチバックで蒸気機関車がなんだ坂こんな坂と登っていく。のどかな田園風景の中を一両のローカル列車が三段の線路を登って行くのが見られる他「急行ちどり」も登場する。ここの蒸気機関車はC56型で軽いことから、太平洋戦争中は「戦場にかける橋」で映画になったタイの泰緬鉄道で使われていたという話も出てくる。共に1968年に撮影されたものである。最後に、今話題の碓氷峠を取り上げる。信越本線の横川(340m)から軽井沢(950m)の高い勾配をスイスの登山列車などで使用されているアプト式と呼ばれるのこぎりのような歯車を動かして列車を滑らないようにハドメをかけさらに後に3両の機関車を連結して押し上げる。この撮影が行われた1962年以降、新しい方法に変わり、現在は見ることができない貴重な映像になった。

1.関西線
(昭和39年9月撮影)
・中島忠夫さん撮影・談話
・東海道本線 関ヶ原駅 特急「こだま」 急行列車 特急「ひびき」 展望車 新幹線試運転中 特急「はと」 関西本線柘植駅 貨物列車 急行「大和」 中在家信号所 旅客列車 単線 D51蒸気機関車(愛称なめくじ) C57  

2.木次線
・山陰木次線 備後落合駅 出雲坂根駅 三段式スイッチバック 急行「ちどり」 C56 普通列車 三井野原駅 雪よけ ディーゼル車    

3.信越本線
(昭和37年12月)
・信越本線 碓氷峠 アプト式 急行「志賀」 横川駅 弁当売り 連結 電気機関車 EF試運転 丸山信号所 碓氷橋 急行「白山」 熊ノ平駅 貨物列車 単線 複線 蒸気機関車 C12 軽井沢駅 あぶらや旅館 

資料協力:中島忠夫

原文