映像ニホン・キタカラミナミカラ ~1930ネンダイノタビ~Ⅰ V1R0222201694

日本・北から南から ~1930年代の旅~Ⅰ

撮影年月
1930年(昭和5年)~1939年(昭和14年)
コレクション(提供者)
映像タイムトラベル
撮影
発行
製作
ドキュメンタリー工房
配給
時間
46分15秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩有 音声有 貸出不可
内容

〔見ればむかし〕 
 交通科学博物館に残されている鉄道省の観光案内あるいは日本紹介の映画を通して昭和初期の日本あちこちにタイムトラベルする。
 まず北海道は札幌と十勝。北海道帝国大学といわれた頃の北大の寮歌「都ぞ弥生」をバックにエルムの並木、乗馬の学生たち…いかにものどかだ。真駒内の種畜場、月寒種羊場なども訪ねる。限り無く緑の地平線が続くのは十勝平原。原始林の中の然別湖コロボックルの伝説を思わせる大きなフキの収穫も楽しい。
 十和田湖国定公園の八甲田山、奥入瀬川、十和田湖にはただ人手のついていない自然があるばかりだ。
 現在ではあまり聞かなくなってしまった様々な温泉へも行ってみる。庄内の三名湯…温海、湯野浜、湯田川温泉など。お座敷での酒田おばこが唯一の観光芸能だ。
 新潟では当時東洋ーと言われたチューリップの栽培の様子が珍しい。そして佐渡ヘ。おけさ丸で2時間半。金山で開けた相川町では昭和の初期にも採鉱が行われていた。締めはもちろん佐渡おけさ。海岸で踊るおけさはいかにも健康的だ。
 この時代の旅はあまり娯楽設備もなく、自然がいっぱいという感じだ。現在とまっ たく違う観光地の様子がわかる面白さがある。

1.北海道
「札幌と十勝」・札幌 路面電車 和服の女性たち 北海道帝国大学 男子学生たち 酪農 真駒内種畜所 月寒種羊場 十勝平原 トラクター 開拓者 ビート(砂糖大根) 積み藁 扇ヶ原 然別胡 ふき 高山植物 

2.東北
「十和田湖」「羽越の風物」
(製作:鉄道省(現:国土交通省))
・八甲田山 酸ケ湯温泉 睡蓮沼 高山植物 奥入瀬川 観光バス 遊覧船 鱒漁 
・「羽越の風物」
 瀬波温泉  瀬波海岸 粟生島 笹川流 蒸気機関車 温海温泉 朝市 湯野浜温泉 善宝寺 湯田川温泉 酒田市 酒田おばこ 鳥海山 月山の遠望 

3.佐渡
・新潟市 チューリップの栽培 佐渡行き汽船 おけさ丸 両津港 真野宮 妙宣寺 小木港 相川町 のろま人形 尖閣湾 観光船 外海府海岸 佐渡おけさ

資料協力:交通科学博物館

原文