映像センソウヘノプレリュード V1R0222201677

【閲覧注意映像含む】戦争へのプレリュード

撮影年月
1930年(昭和5年)~1942年(昭和17年)
コレクション(提供者)
映像タイムトラベル
撮影
発行
製作
ドキュメンタリー工房
配給
時間
46分43秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩有 音声有 貸出不可
内容

 1930年代から1940年代の初めにかけては、ヨーロッパでもアジアでも、第二次世界大戦に向けて戦争の火の手が上がり始めていた。日本は満洲事変、上海事変とアジアに進出しており、ヨーロッパで侵略を企むドイツ、イタリアと三国同盟を結んだ。この同盟三国は、アメリカにとって、大きな脅威だった。海を隔ててこれを窺っていたアメリカは1941年日本の真珠湾攻撃で太平洋戦争の火蓋が切って落とされると、アメリカは参戦する一方で国内に向けて「何故我々は戦わねばならないか」と宣伝する映画を作った。アメリカを自由の世界として描き、日本とドイツ、イタリアを奴隷の世界として描いている。日本の中国戦略を初めとして、三国がどのように世界を制覇しようと企んでいるかを克明にPRするこの映画は1942年に制作された。ヒトラーやムッソリーニ、昭和天皇は勿論、ナチスの要人だったゲーリング、ヘス、ラインハルト、ローゼンバーグの演説、他に国際連盟で脱退の演説をする日本の松岡洋右大使の姿も貴重な映像だ。

1.タイトル

2.自由の世界と奴隷の世界
真珠湾攻撃。攻撃をうけるイギリス、フランス。中国、チェコスロバキア、ノルウェー、ポーランド、オランダ、ギリシャ、ベルギー、アルバニア、ユーゴスラビア、ロシアの戦争の様子。
アメリカがなぜ第二次世界大戦に参戦したのかを、アメリカ建国の歴史を振り返り、伝える。
第一次世界大戦後のイタリア、ドイツ、日本の国内情勢の解説。
枢軸国の軍隊、首相たち(ヒトラー、ムッソリーニ)の演説、国会、大戦前の事件。

3.戦争への準備
キリスト教を排除するナチス。学校でもナチス崇拝の授業、イタリアでも日本でも支配者(天皇)は神といった教育をしていた。枢軸国の子どもたちの行進。
ワシントン軍縮会議。
アメリカはこれに従い軍縮、国民はヨーロッパでの戦争参戦には否定的。
福祉を充実させ、仕事の需要を増やしインフラの整備や民主主義が進むアメリカ。
日本の地震で被害を受けた日本の子ども達のために募金をするアメリカの子どもたち。
ドイツ、ナチス党の幹部達の演説。熱狂する国民。
日独伊三国同盟の調印式。
イタリア、日本、ドイツの狙いの解説。

4.戦争の始まり ※39分~死体の映像あり
ドイツの軍事予算の解説
戦争の始まりは満州事変(1931年)から。満州国建国、それに対して批判をする国際連盟。
松岡洋右が国際連盟からの脱退を宣言する。
次に上海事変(1932年)。
その頃、イタリアはエチオピアを攻撃、征服した。

映像№012 PRELUDE TO WAR  (米国国立公文書館)

原文