映像ハイセンノアキ~ニホンレットウヲメグル~ V1R0222201767

敗戦の秋~日本列島を巡る~

撮影年月
1945年(昭和20年)8月~1945年(昭和20年)12月
コレクション(提供者)
映像タイムトラベル
撮影
発行
製作
ドキュメンタリー工房
配給
時間
46分10秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩有 音声有 貸出不可
内容

〔見ればむかし〕 

 戦争の世紀といわれた20世紀が終わった。太平洋戦争体験者も日本国民の半数以下になり、戦争をゲーム感覚でとらえる若者も少なくない。今から55年前に日本で起こったことをもう一度振り返り、戦争の実際はどういうものであるかを噛みしめてもらうタイムトラベルだ。

1.昭和20年秋の5大都市の様子
 まず5大都市。東京から旅を始める。東京都港区芝、現在の芝公園から浜松町駅あたりの焼け野原。人の住む状況ではないが、敗戦後1か月足らずでバラック生活が始まっている。これはどこも同じだ。人間のたくましさを至る所に見る。横浜、名古屋、大阪、神戸いずれも虚脱状況の人ととにかく生きようと懸命な人の姿がある。

2.日本各地を巡るⅠ
 北海道にも米軍が上陸した。地元の人は平静に迎える。青森、秋田、前橋、八王子、平塚・・・これらは軍需都市であったために、猛烈な爆撃を受け、非戦闘員である市民たちの居住地域まで「じゅうたん爆撃」で焼き尽くされている。焼け跡の中から復興に立ち上がる人々。前橋ではここに疎開していた歌舞伎俳優の七代目松本幸四郎さんが市民を励ますための大舞踏大会を開いた。そんな珍しい映像も初公開する。

3.日本各地を巡るⅡ
 最悪の惨事は広島・長崎だ。この悲劇を繰り返さないため、原爆の被災者の痛ましい姿を敢えて登場させている。戦争ではどんなに非人道的なことも起こることを肝に銘じて、20世紀の教訓を新世紀に活かして欲しいと願う旅。このほか、爆弾を抱いて敵艦に体当たりしていった特別攻撃隊の惨状なども目の当たりにする。
資料協力:米国国立公文書館

原文