映像ヒメジジョウガヨミガエッタ!~ススムアタラシイマチヅクリ~ V1R0222201755

姫路城が甦った!~進む新しい街づくり~

撮影年月
1959年(昭和34年)~1964年(昭和39年)
コレクション(提供者)
映像タイムトラベル
撮影
発行
製作
ドキュメンタリー工房
配給
時間
46分11秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩有 音声有 貸出不可
内容

〔見ればむかし〕
 姫路市が播磨の中核都市への意欲を燃やしはじめていた昭和30年代。姫路では国宝の姫路城が昭和の大修理の最中だった。観光の目玉の天守閣は素屋根をかぶっており、観光客を誘致する魅力はいま一つの時期が続いた。
 池田輝政時代の築城と同じ8年をかけた昭和の大修理は「昭和の築城」ともいわれた大規模なものだった。
 影像は昭和の大修理が完成した昭和39年の市民たちの喜びの表情から始まる。これは膨大な修理の記録からの抜粋だが、完成の式典、パレード、入場を待つ見学者、お城への一番乗りなど、歓喜の記録だ。
 広報課制作の「新しい都市姫路」はお城の修理完成の年に出来た作品。30年代の市政の歩みを中心に描いている。昭和34年に完成した民衆駅「姫路」、50メートル道路が駅から姫路城まで通じている。戦災で灰塵に帰した街が近代的街づくりで美しく甦ってきた記録を誇らしく紹介する。年間2千億円を超えた工業生産高。重化学工業の工場誘致、育成。重要港湾としての姫路港の賑わいなど、まさに高度成長期ならではの勢いだ。戦前10万だった人口は36万に増加し、大規模な団地も建設中。
 手柄山の中央公園はスポーツと文化の総合センターとして素晴らしい施設を次々と建設している。
 古くから西の比叡山として有名な書写山円教寺はロープウェイがついて誰でも登れるようになった。こんな街づくりをしてきた石見元秀市長が将来への夢を語る。
 明るさいっぱい、希望にあふれていた時代への旅だ。

1.「新しい都市 姫路」Ⅰ
(企画:姫路市市長公室広報課)
・姫路駅(昭和34年11月完成)
・大手前通り
・姫路城
・修理前の姫路城 
・東西の大柱(心柱)
・天守閣の礎石 昭和の礎石はコンクリート製
・心柱の祝い曳き(昭和34年8月12日)
・上棟式(昭和35年5月3日)
・竣工式(昭和39年6月1日)
・岩見元秀市長
・消火訓練
・菱の門
・姫路市動物園

2.「新しい都市 姫路」Ⅱ
・市場
・交通局
・駅
・工業
・火力発電所
・姫路港 船舶
・大将軍橋
・姫路市役所(現姫路市美術館)
・結婚式
・公営住宅 団地
・夢前川
・町浦水源地
・下水処理場
・衛生センター
・市川清掃工場
・姫路市立営農試験場
・幼稚園 城南小学校 中学校 商業高等学校 職業訓練所

3.「新しい都市 姫路」Ⅲ
・手柄山中央公園
・全国戦災都市空爆死没者慰霊塔
・ロックガーデン 市民プール 中央図書館 私立科学館 市民館 野球場 老人福祉センター 陸上総合競技場
・名古山霊園 仏舎利塔 斎場
・書写山ロープウェイ 播磨平野 子ども遊園地 円教寺 摩尼殿 
・石見元秀市長

資料協力:姫路市

原文