映像シンニホンニュースダイ218ゴウ V1R0114201639

新日本ニュース第218号

撮影年月
1950年(昭和25年)3月~1950年(昭和25年)3月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
製作
株式会社日本映画社
配給
時間
6分49秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.水神祭(秋田)
 3月3日、秋田県横手町の小正月の行事「かまくら」は、町中の子どもたちが家の前に雪で室をつくり、室の中で水神を祭り、甘酒やもちを持ち寄って、夜まで賑やかにお祝いをする250年来の伝統行事である。

2.”池田放言”国会おし切る
 3月1日、池田蔵相が日映のマイクに中小企業の危機をめぐって「心中が多いのは過渡期にはやむを得ない」と語ったということで政治問題化し、4日、野党各派から不信任案が出されたが、絶対多数の与党に押し切られ、池田さんはほっと一息ついた。

3.休業続出の繊維産業(群馬)
 手形決済期を迎え、これまで好況といわれた繊維産業でも中小企業の休業が続出してきた。群馬県の製糸業は昭和24年6月以来、生糸の暴落と滞貨の増大で半数の工場が操業をやめ、桐生市の織物検査所も閑散をきわめ、伊勢崎銘仙業者は3月10日から1か月の休業を決めた。

4.警察法施行 二周年
 自治体警察2周年の3月7日、皇居前広場で田中栄一警視総監観閲のもとに、6.500人の精鋭が分列行進を行った。

5.北アルプス征服へ
 早大山岳部は3月2日から、北アルプスの第一の難所、屏風岩・無名尾根の登坂にかかった。2.400メートル付近40度近い急斜面を上り、3月5日、屏風岩のピークに取りつく一行を記録する。

原文

New Nippon news No.218