映像シンニホンニュースダイ210ゴウ V1R0114201632

新日本ニュース第210号

撮影年月
1950年(昭和25年)1月~1950年(昭和25年)1月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
製作
株式会社日本映画社
配給
時間
6分34秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.スピード選手権大会 -全日本学生氷上蓼ノ海(長野)
 1月5日、第21会全日本学生氷上選手権大会が長野県蓼ノ海リンクで開催され、日大が三連覇を遂げた。
2.まかり出た千円札(大阪)
 ドッジ・ラインによる金融引き締め政策で、昭和24年末の日銀券の発行残高は前年末とほぼ同じ3.500億円台だったが、一般の取り引きにも百円札では不便になり、25年1月7日から千円札が登場した。商都大阪では、早速千円札の新商売が現れた。

時の話題
3.ジェサップ大使訪日
 1月5日午前8時、横浜入港のプレジデント・クリーブランド号でアメリカ無任所大使兼国務省極東諮問委員会委員長フィリップ・C・ジェサップ博士が来日した。ジェサップ大使は共産革命の拡大防止策を検討するため、このあと、韓国からパキスタンまでアジア諸国を歴訪した。
4.南原総長かえる
 1月7日、アメリカから帰国した南原東大総長は空港で「全面講和・中立」説を述べた。
5.『しゃも』のけんか 下館(茨城)
 天然記念物しゃも保存会の性能検査という触れ込みで、1月7・8日の両日、茨城県下館町で闘鶏が行われた。

6.五年目の住宅問題(東京・京都・神戸)
 建設省の推計では、昭和25年3月末の住宅不足は350万戸と終戦直後にくらべて、やや緩和されたが、人口増など年間20万戸の需要増があり、特に都市の住宅事情は深刻だった。半額国庫補助による公共賃貸住宅の入居希望者は数十倍にも達した。(『毎日年鑑』1951)

原文

New Nippon news No.210